デート
明日は1ヶ月ぶりにほの字のライブが観れる。
いつの日か旦那さんがこれを見てヤキモチを妬くといけないので一応説明すると、私にとってのほの字とは所謂"推し"だ。推しという言葉よりほの字の方が可愛いから使ってるだけ。
けど、私は今のほの字に結構ほの字だ。
少なくとも歴代ほの字の中では圧倒的に。
そんなにもほの字のライブに行くとなると一週間前から服装に悩む。(仕事終わりだからリュックにそのままの服で行こうかなぁ、けどそれは流石にアレだよなぁ。たまにはちょっとお洒落に行っちゃおうかなぁ。けど変に浮いたらやだなぁ。ほの字はどんな服装の子が好きなのんだろ。いや、ライブしに来てるのに一々客の服装なんて気にする訳ないか。えー、喋りたいなぁー。けど喋ったら浮気か。待って、ライブ行くだけなのにこんなにも服装に悩むのがもう浮気なんじゃないか?完全に浮わついちゃってるじゃないか自分。ダメですね。浮気はダメです。)ってな感じで結局いつもスキニーパンツにTシャツというライブハウスに適した格好に辿り着く。
いつだろうか、岡村靖幸さんがライブのことをデートと呼んでると聞いた。
めっっっっちゃ分かる!!!
なあなあ
別に呼び掛けてる訳ではない。
三浦しをんさんの神去なあなあ日常に出てくる神去村で、"なあなあ"は、"まぁまぁ落ち着いて"だとか、"ゆっくりいこーぜ"だとか"今日はきもちのいいお天気ですね"てな時に使うらしい。
めちゃくちゃ良くないか。
そういう言葉に惹かれるとこある。
今日はマンションを見に行った。
マンションを見に行く日は、いつもの5倍くらい旦那が格好良くみえて好きが増す。
その度に意地汚いなと思うが仕方ない、私達夫婦の形からして家を購入するってことはそういうもん。
寧ろそうならなきゃ困る、扶養メスの自然な感情だと納得させる。
結婚1年生、24歳、家買います!
って全くもって実感は湧かない。
つい最近まで独身の23歳だったから。
固定資産税、フラットなんちゃら、変動利率、住宅ローン控除、金利、諸費用諸々を優しく且つ丁寧に頭のいい大人が私にレベルを合わせて教えてくれるから理解は出来る。が、理解したところでなんなんだ。
思えば結婚してから地に足がつかないようなふわふわした毎日を過ごしている気がする。
旦那のせいだ。もしくは旦那のおかげだ。
悪くはないと思うが良くもない。
足繁くライブハウスへ通うのはそういう理由もあるのかもしれない。しっかり地に足をつけた人を観に行く。
まぁそれも観たところでなんなんだ。
それでもなんだかんだ私達は来週か再来週には家を購入してるんだろう。
地に足をつけた旦那さんが浮いてる私と手を繋いで、ちょっと上の目線から次々と飛んでくる私の理想を、聞きつつ現状と照らし合わせて話し合って、引っ張ってくれるんでしょう。
私は一生浮きっぱなしかもしれない。
旦那さん、なあなあでいきましょう。