なあなあ
別に呼び掛けてる訳ではない。
三浦しをんさんの神去なあなあ日常に出てくる神去村で、"なあなあ"は、"まぁまぁ落ち着いて"だとか、"ゆっくりいこーぜ"だとか"今日はきもちのいいお天気ですね"てな時に使うらしい。
めちゃくちゃ良くないか。
そういう言葉に惹かれるとこある。
今日はマンションを見に行った。
マンションを見に行く日は、いつもの5倍くらい旦那が格好良くみえて好きが増す。
その度に意地汚いなと思うが仕方ない、私達夫婦の形からして家を購入するってことはそういうもん。
寧ろそうならなきゃ困る、扶養メスの自然な感情だと納得させる。
結婚1年生、24歳、家買います!
って全くもって実感は湧かない。
つい最近まで独身の23歳だったから。
固定資産税、フラットなんちゃら、変動利率、住宅ローン控除、金利、諸費用諸々を優しく且つ丁寧に頭のいい大人が私にレベルを合わせて教えてくれるから理解は出来る。が、理解したところでなんなんだ。
思えば結婚してから地に足がつかないようなふわふわした毎日を過ごしている気がする。
旦那のせいだ。もしくは旦那のおかげだ。
悪くはないと思うが良くもない。
足繁くライブハウスへ通うのはそういう理由もあるのかもしれない。しっかり地に足をつけた人を観に行く。
まぁそれも観たところでなんなんだ。
それでもなんだかんだ私達は来週か再来週には家を購入してるんだろう。
地に足をつけた旦那さんが浮いてる私と手を繋いで、ちょっと上の目線から次々と飛んでくる私の理想を、聞きつつ現状と照らし合わせて話し合って、引っ張ってくれるんでしょう。
私は一生浮きっぱなしかもしれない。
旦那さん、なあなあでいきましょう。